ちちさと
職場までは車で片道40分でした。往復で1時間20分、それを6年2か月続けていました。
最寄り駅までも車で25分あります。電車で通うという選択肢が最初からないので、働く場所は自然と「車で行ける範囲」に決まります。去年は雪で遅れた朝が11日ありました。
これは田舎だからという話ではなくて、単純に選べる仕事の数の問題です。求人サイトで通える範囲を数えたら23件でした。その中から条件が合うものを選ぶことになります。
時間が減るのは分かっていましたが、実際に計算したことはありませんでした。1日1時間20分を6年2か月ぶん足すと、思っていたよりずっと大きい数字になります。
それと、運転している時間は何もできません。子どもの予定で早退することもあって、そういう日は往復だけして帰ることもありました。
ただ、運転そのものが嫌だったわけではありません。困っていたのは、選べる仕事が通える範囲の中にしかない、という前提のほうでした。
「地方だから仕方ない」と考えるのをやめました。そう思っている間は、探す場所を広げようとしないからです。
いまは、通勤がいらない仕事を探しています。まだ通勤を完全にやめられたわけではありません。移動の時間が減っただけでも、できることは増えました。